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竹村良訓氏の器に見る日本独特の魅力

陶器は世界各地で作られているものですが、中でも日本特有の魅力を持つ陶器は、なんといっても自然な造形の中に見える素朴さではないでしょうか。

日本の陶器は、アシンメトリーや焼いた時の灰によるシミなど、自然な形に近いものに美しさが見出せるところに特徴があります。

ここではそんな素朴で色彩豊かな作品を次々と作り上げている、竹村良訓氏をご紹介していきます。

竹村良訓氏は陶芸家・修復家として日本で活動しています。

木工と漆芸を学びながら陶芸に出会い、文化財の修復を勉強し続け、古陶芸の研究と復元制作もつとめています。

陶芸家として活動する傍ら、2008年に開設した陶房「橙」で指導も行うやり手です。

彼の作り出す作品は、カラフルさを身にまとった個性豊かなものばかりです。

また古いものを復元する仕事を通して、「物の真価は値段や希少性ではなく愛着の度合いによるのだ」と語っています。

そして作品には型にはまったものが1つもなく、再現性を持たせないものばかりなのです。

ろくろを回しながら新たな形を作り上げ、それに被せる色を決めていく、まさしく「即行で生まれる形と色の世界」と言えるでしょう。

コンセプトは、シンプルさとユーモアとカテゴライズされないことです。

一つ一つ違った個性を持つ白い素焼きに、まるで服を着せるかのような行為だと表現しているところがなんとも独創的であり、それぞれ別の人格を持った作品という感覚なのでしょうか。

固定観念にとらわれない唯一無二の作品たちに触れれば、竹村氏の柔らかな主張と素朴な魅力を存分に味わうことができるのです。